六甲アイランドやばいって本当?実は住みやすい海の街の魅力まとめ

神戸市東灘区に浮かぶ人工島「六甲アイランド」。

近頃は「オワコン」「終わった街」なんてウワサが出回ることもありますが、果たしてその実態は?

実は地元の人々からは根強く愛されており、住みやすさや環境の良さも話題です。
今回は六甲アイランドの“今”を深掘りして、その魅力とリアルな暮らしをご紹介します。

六甲アイランドってどんな場所?現状と街の特徴をチェック!

六甲アイランドは1988年に開発が始まり、神戸市の東灘区にある人工の島です。
およそ595ヘクタールという広大な敷地を誇り、住宅地として整備されてきました。

ただ、当初予定していた3万人の人口には届かず、2022年時点ではおよそ19,548人にとどまっています。

しかしその立地を活かし、美しい海と夜景が楽しめるドライブスポットとしても人気を集めています。

明石海峡大橋関西国際空港の灯りが見渡せる夜景スポットは、カップルやカメラ愛好家たちに大人気。
また、エコな街づくりも進んでおり、太陽光パネルや雨水の再利用といった取り組みも行われています。

「やばい」「オワコン」と言われる理由って?その背景と今

一部で「六甲アイランドは不便」「終わってる」と言われる原因は、いくつかあります。
まずは交通のアクセスです。

本土との接続は六甲大橋1本に限られていて、選択肢が少ない点がネックとされています。

交通機関としては「六甲ライナー」がありますが、運賃は250円と少し高め。
また、渋滞が起きると抜け道がないため、移動が不便になることもあります。

さらに、かつてのランドマーク「神戸ファッションプラザRink」の衰退もイメージに影響を与えました。
店舗の撤退が相次ぎ、「さびれた街」という印象が強まったことも一因です。

ROKKO i PARKで再生する六甲アイランドの未来

しかし、そんなネガティブな印象を吹き飛ばす再開発プロジェクトが始動。
2024年3月に、「ROKKO i PARK」が旧ファッションプラザ跡地にオープンしました。

3階には医薬品や輸入食品が揃うキリン堂
4階には、生活雑貨や収納用品が充実した大型ダイソー
そして、8階には「KOBE Super Stadium」が登場。

ここでは、障害物レースの「ニンジャレース」や、最新型の乗り物「グレート・カート・ユーモア」が体験できます。
週末は子ども連れの家族で賑わいを見せています。

また、6〜7階には地元スポーツチームの展示エリアがあり、ヴィッセル神戸オリックスの資料も楽しめます。

実際に住んでみると?六甲アイランドの意外な住みやすさ

外から見ると「住みにくそう」と思われがちな六甲アイランド
でも、実際に暮らしている住民の声は意外にもポジティブです。

70代で移住してきた方は、「散歩道が整備されていて毎日が健康的」と語ります。
島の外周を囲む約5キロのウォーキングコースは、朝夕のランナーにも好評です。

治安もよく、24時間警備システム付きのマンションも多く、女性の一人暮らしでも安心。
警察署が「暇」と言われるほど、事件が少ないのもポイントです。

多国籍で多文化な雰囲気!国際色豊かなライフスタイル

六甲アイランドは、神戸市内でも特に外国人が多く住む地域として知られています。
アメリカ、フランス、中国など多様な国籍の人々が住み、多文化共生が進んでいます。

週末には公園でバーベキューを楽しむ外国人ファミリーの姿も。
子育て世帯にとっては「英語が自然と身につく環境」だと好評です。

実際に、遊びや近所づきあいを通じて英会話を覚える子どもも多いようです。

子育て世帯にも安心!便利な施設が充実

六甲アイランドには、幼稚園や託児所、インターナショナルスクールなどが点在しています。
医療機関もそろっていて、子どもの急な体調不良にも安心。

街の中央には人工の川が流れ、夏場には子どもたちが水遊びを楽しめます。
噴水広場ではミストが出るイベントもあり、まるで海外のリゾートのよう。

地域のイベントも充実していて、「六アイマルシェ」や「六アイフェスティバル」では、地元の農産物や世界の料理が楽しめます。

六甲アイランドに住む有名人たち~ちょっとしたセレブエリア?

六甲アイランドは、実は著名人が多く暮らしてきた場所でもあります。
サッカーのアンドレス・イニエスタ選手が住んでいたことは有名ですね。

さらに、芥川賞作家の山下澄人さんや元プロ野球選手の松下一郎さんも住んでいたことがあります。
最近では、若手アーティストたちが集う「クリエイターズビレッジ」も話題です。

海外から訪れるビジネスマンやアーティストにも人気で、高層階のタワーマンションは富裕層が好んで選ぶそうです。

今後に期待!六甲アイランドのこれから

まだまだ未開発の土地も残っている六甲アイランドでは、今後さらなる商業施設や文化拠点の整備が期待されています。

海と夜景、落ち着いた住環境、そして新しく生まれ変わりつつある施設たち。
「終わった街」なんてとんでもない。

これからもっと進化していく、神戸の未来型シーサイドタウンなのかもしれません。

六甲アイランドの概要表

項目 内容
所在地 神戸市東灘区
面積 約595ha
開発開始年 1988年
現在の人口 約19,548人(2022年時点)
主な施設 ROKKO i PARK、六甲ライナー、各種スポーツ施設、医療機関など
特徴 人工島、国際色豊か、治安が良い、夜景スポットが多い
有名人の居住歴 アンドレス・イニエスタ山下澄人、松下一郎 など
子育て環境 インターナショナルスクール、託児所、水遊び場、ミスト噴水広場 など

六甲アイランドに対するネガティブな声の一方で、実際に訪れたり暮らしたりしてみると、たくさんのポジティブな側面に気づかされます。
あなたもぜひ一度、その目で確かめてみてくださいね。