楽天の買い回りポイント上限が改悪?何が変わったのか徹底解説

楽天市場では、日々のお買い物がお得になるポイントアップキャンペーンが多数開催されています。

とくに、お買い物マラソンやスーパーセールは、利用者にとって非常に人気の高いイベントです。

しかし近年、これらのキャンペーン内容にはさまざまな変更が加えられており、中には「改悪」と受け取られるケースも少なくありません。

楽天ポイント制度において注目されるのは、主に「買い回り」のポイント上限の引き下げや、付与条件の変更などです。

こうしたルールの変化は、知らずに参加すると思ったよりもポイントがもらえず損をしてしまう可能性もあるため、注意が必要です。

本記事では、楽天で実施されている主なキャンペーンの変遷や、上限が改悪された時期、具体的な影響について詳しく紹介します。

楽天買い回りの上限が改悪?ポイント付与の変化と開催傾向を把握しよう

楽天市場で定期的に行われているお買い物マラソンは、「買い回り」によってポイント倍率が上がるのが最大の魅力です。

複数の店舗で商品を購入すればするほど、ポイントが最大10倍まで増えるという仕組みは、リピーターを中心に高く評価されてきました。

しかし、2023年以降、このキャンペーンの「上限ポイント数」に関する変更が相次ぎ、「改悪」と呼ばれるようなケースが続いています。

もともと、1回のマラソンで最大7,000ポイントまで獲得できていたのが、2023年8月の開催分から突然5,000ポイントへと減少しました。

これにより、たくさんの店舗を買い回っても、ある金額を超えるとそれ以上はポイントが付かないという状況になり、節約目的のユーザーから不満の声が上がりました。

さらに、2023年10月と2024年10月にも同様の変更が行われており、開催時期によってポイント上限が変動する傾向が定着しつつあります。

例えば、2025年4月の開催では、第一弾が5,000ポイント上限、第二弾と第三弾では7,000ポイントに戻るという変則的な設定になっています。

このように、楽天の買い回りキャンペーンでは、上限の改悪が不定期で行われており、毎回の内容を確認することが非常に大切です。

ポイント制度の恩恵を最大限に受けるためには、こうした動きに敏感になり、自分の購入金額や利用タイミングを調整する必要があります。

お買い物マラソン開催時の上限ポイント変遷

開催時期 上限ポイント 備考
2023年8月 5,000ポイント 改悪された初回開催
2023年9月 7,000ポイント 一時的に改善された回
2023年10月 5,000ポイント 買い回り3回開催、すべて低上限
2023年11月 7,000ポイント 通常の上限に回復
2024年10月 5,000ポイント 同様に3回開催、再度改悪
2024年11月 7,000ポイント 回復パターン継続
2025年4月・第1弾 5,000ポイント 初回のみ制限
2025年4月・第2弾 7,000ポイント 高上限で再調整
2025年4月・第3弾 7,000ポイント 通常ポイントに設定

楽天スーパーセールを含む大型イベントでも上限改定が相次ぐ

楽天のポイント制度は、お買い物マラソンだけでなく、スーパーセールやブラックフライデーなどの大型セールでも変更が行われています。

2021年以前は、多くのイベントで10,000ポイントという高い上限が設定されていました。

ところが、2021年2月以降、各キャンペーンが順次7,000ポイントへと引き下げられ、そのまま継続されているケースがほとんどです。

この変更により、買い回りや高額購入をしても従来ほどの還元が得られなくなりました。

その影響は、楽天市場全体に広がり、あらゆるセールイベントで還元効率が見直されたことを意味しています。

主な楽天セールイベントの上限改定一覧

セール名 改定内容 改定時期
お買い物マラソン 10,000→7,000 2021年2月
スーパーセール 10,000→7,000 2021年6月
ブラックフライデー 10,000→7,000 2021年11月
大感謝祭 10,000→7,000 2021年12月
超ポイントバック祭 10,000→7,000 2021年12月
39ショップ・イーグルス 5,000(変更なし) 常時開催

税込から税抜へ変更されたポイント付与基準も見逃せない

2022年4月1日以降、楽天ではポイントの付与基準を「税込価格」から「税抜価格」に変更しました。

この改定も実質的な還元率の低下につながっており、ユーザーの間では「隠れた改悪」として認識されています。

たとえば、1,980円(税込)の商品を購入しても、以前のようにその金額すべてに対してポイントが付与されるわけではありません。

実際には、消費税分を引いた1,800円(税抜)を基準として計算されます。

改定前後のポイント付与例

購入価格(税込) 税率 改定前 改定後
1,980円 10% 19pt 18pt

この変更により、同じ金額を使ってももらえるポイントが少なくなってしまいます。

各種キャンペーンのポイント上限と注意点を把握しておこう

楽天では、定期開催の「5と0のつく日」や「ご愛顧感謝デー」など、さまざまなポイントアップキャンペーンが存在します。

これらにも上限ポイントが設定されている場合が多く、事前にルールを確認しておかないと、思ったほどお得にならないこともあります。

特に、SPUや楽天カードを使ったキャンペーンは、月間のポイント上限があるため、過度な買い物は避ける方が賢明です。

よく使われるキャンペーンの上限まとめ

キャンペーン名 上限ポイント ポイント期限
SPU(スーパーポイントアップ) 月間5,000pt 期間限定
ワンダフルデー 1,000pt 期間限定
ご愛顧感謝デー 1,000pt 期間限定
5と0のつく日 月間1,000pt 期間限定
勝ったら倍 1,000pt 期間限定
楽天ブックス 1,000pt 期間限定
送料無料ライン39 1,000pt 期間限定
ママ割・ペット割・マイカー割 各1,000pt 期間限定
ショップ個別、DEALなど なし 上限・期限なし

買い回りポイントを活用するための計算式と注意点

楽天の買い回りキャンペーンを活用する際には、獲得ポイントの上限や金額とのバランスを意識することが大切です。

購入金額がポイント上限を超えてしまうと、それ以降は還元されないため、事前にシミュレーションしておくと安心です。

購入金額上限の簡単な計算式

「上限ポイント ÷ 特典ポイント × 100」で計算できます。

例:特典ポイント1倍で1,000ポイントが上限の場合

→ 1,000 ÷ 1 × 100 = 100,000円(税抜)

まとめ:楽天ポイント制度の改悪を見逃さず、賢くお得に使いこなそう

ここ数年、楽天市場のポイント制度は大きく様変わりしてきました。

上限の変更や税抜価格への移行など、一見小さな変更でも、ユーザーの還元率には大きな影響を与えます。

特に買い回りキャンペーンでは、改悪により以前よりも注意深い計画が必要になりました。

とはいえ、他のキャンペーンとの併用や開催時期の見極めによって、うまく活用することはまだまだ可能です。

これからも楽天の最新情報に注目しながら、自分にとって本当にお得なタイミングで買い物を楽しんでいきましょう。